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補足(3) - 信託銀行手数料 バカの値段


さて、概要で既に触れたのですが
市場事務部の背任による、累計数十億円以上の過払い・利息逸失等の発生
海外駐在員への闇給与、累計数十億円 等に加え
直接の不正では無いのですが、システム(Temenos)開発失敗により数十億円をドブに捨てたり 等の事実があります。

しかも考えてみると、何の知識もないので外銀にいいようにぶったくられ、それを隠蔽してしまう現場の部長・職員、 それを隠蔽する役員・職員、それに気づかない監査役・業務監査部は皆、そもそも不要ですから、数十人、おそらく数百人の不要な人間への人件費を払っており 年間数十億円の不良債権のようなものです。

これはいったいどうした事でしょうか?
膨大な無駄遣いがされているわけですから、それを補う収入が無ければ、企業として成り立ちません(潰れてしまう)。 度々指摘されてきましたが、管理人も「寡占的な市場構造による、諸外国に比して高すぎる信託手数料」に原因があると思います。 つまり、外銀やコンピューターメーカーからぼったくられている分を、国民から取り返して帳尻を合わせているのです。

長期間継続して1%以上のα(超過収益)を叩き出せるファンドマネジャーは非常に少ないのですが、たとえいたとしても、信託報酬に喰われてしまって、出来上がりは市場パフォーマンス程度になってしまいます。おまけに投資家は気が付かない内に、信託銀行の闇給与・経費過払い等の放漫経営の原資を提供するはめになってしまいます。

現在、この問題に踏み込んでいる時間が無いため、とりあえず 金融評論家の山崎元氏の「投資家のバカの値段」(ダイヤモンド・オンライン)は言い得て妙であるので、引用して頭出しとします。

それにしても、年率で1%台後半から2%前後の信託報酬がずらりと並ぶ外貨投資の投資信託の手数料の高さには呆れる。 この手数料の高さには、日本の投信投資家のリテラシーの低さがよく表れている。年率換算した投資家の「バカの値段」である

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