市場事務部編 事故隠蔽(1)
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住友信託銀行の組織ぐるみの不法行為

# 背任 - 損失隠蔽

累計百億円以上の損失ですから、至急改善し役員報告もすべき重要事ですが、放置されたというより積極的に隠蔽されました:

確かに
「私達は国際金融業務のプロのはずなのに、実際は何も知らず、
・手数料は相場実勢の数倍を払っていました。
・金利を取るどころか預け金に利息を取られ、毎年数億円をドブに捨てていました。上記と合計して累計は百億円を超えます。
・最も基礎的な税金の料率すら誤り、処理の方法も知りませんでした、
等々」
とは、「20年間何やってきたんだ?」と言われるのは必定なので、報告し難いでしょう。

しかし、だからと言って隠蔽して損失を継続させたのはりっぱな背任です
(というか、普通は懲戒免職の上、億円単位の損害賠償となる事をいとも簡単に決断するからスゴイと思う。住信の部長とか執行役員って結構大物なのか、あるいは単に鈍いだけなのか。既に述べたように脱線した新幹線を土中に埋める感覚と通ずるものがあります)
以下は、その経緯です:


  • 2005年、問題発覚。だが担当を外して隠蔽

管理人は、外国銀行と交渉し、年初から金利だけで毎年6000万円(総計一億円程度)の収支改善を行い、更に交渉を続ける予定でした、
ところが、
主任調査役のO(当時)がやってきて、「あなたの知識を部で共有するため、この業務は他の社員にやってもらう」 というのです。

あきらかに変な話でした。
「職務を引き継ぐ」社員は、Oも含め英語は交渉などできるレベルではなく、 そもそも国際金融業務に対する知識が無いから、何を交渉したら良いのかすらも分かるはずがありません。
さすがに「20年間損失を垂れ流してきたあなた達にできるわけないでしょう」とは言いませんでしたが、極めて合理的に反対しました。
しかし、Oは「もう部長とも相談して決めた事だから」と執拗に交代を迫り、 管理人は、その時既に金利支払いを承諾させていたオーストラリアA行(年2000万円程度の収支改善)を含めた案件を全て文書でO等に手渡しました。

「銀行は一円合わなくてもつきとめる」というのは冗談ではなく、実際、管理人も入行間も無い頃、一円を探すのに三時間掛けた事があります。
ですから、読者は市場事務部はプロとして名誉をかけ、20年間の損失を一掃するため処理を急いだと思われるでしょう。 何しろ、一円どころかA行だけで一月遅れる毎に150万円程度の逸失利益が増えるのです。

ところが、です( 以下、次ページ)




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